口臭の90%以上は口腔内の環境によるものだということは伝えてまいりましたが、今回は胃が原因かと思っている方へのお知らせです。
胃が原因になる場合、現在ではコマーシャルでもある通り、逆流性食道炎などにより、胃酸が逆流して喉を傷めたり、口の中の酸性度を高めるのが原因で起きる場合もあります。
こちらに関しては口臭ケアというよりは逆流性食道炎などの病気を治すことの方が先決と言えます。
また他の病気の場合、本来であれば内臓からの臭気が口の中へ逆流することはあまりありません。
食道に通ずるいくつかの箇所には弁がついているので、例えば少し臭いの気になるニンニクなどを食べて臭う場合でも消化により時間がたてば気にならなくなるはずです。
ただ病気により、体臭が変化して口臭よりそちらの方が気になる場合がありますが、その場合は根本的に病気を治す必要があります。
ストレス性のものや一過性の胃もたれなどがありますが、違和感を感じるようであれば早めに受診されることをおすすめします。