以前「膿栓の原因」の記事でも簡単に触れましたが、思いのほかアクセスが多いので、ここで一旦「臭い玉がなぜできるのか、その原因」について徹底的に調査していきたいと思います。
基本的には「臭い玉」は誰にでも少なからずあるか、できてもおかしくないものです。
これは扁桃腺が外からのウイルスなどを未然に防ぐための働きをするためで、体には必要な機能の一つだからです。
ただ、「臭い玉ができやすくなる要因」は人それぞれにあります。
いくら「誰にでもできる可能性があるもの」だとしても、できれば多くできてほしくないし、予防できるならしたいですよね。
パターン別の予防なども解説していきますので、お役立ていただければと思います。
臭い玉ができる原因「普通はどういう人にできるの?」
臭い玉は通常、ウイルスから体を守るために働いた白血球の死骸などが扁桃に残ることから発生します。
これ自体は身体に必要な働きですし、不可避なことでもあるのですが、できやすいという人は扁桃腺が炎症を起こしていたり、鼻や口腔内の環境バランスが崩れている可能性もあるので、耳鼻咽喉科を一度受診されると良いでしょう。
また、臭い玉を間接的に「できやすくしてしまう」要因を紹介していきます。
臭い玉は風邪が原因?
私の実体験でもありますが、臭い玉は風邪をひいた時にできやすいです。
これは扁桃腺が腫れた場合もそうでない場合でもできやすくなります。
免疫力が低下して、扁桃腺の機能が過剰に反応しているのか、病院でもらったうがい薬でうがいすると臭い玉が複数でてくるのを経験しました。
風邪が原因で臭い玉ができてしまう場合は、基本的には日ごろからうがい手洗いをして「風邪予防」を心がけるのが一番です。
臭い玉はキスが原因でうつる?!
せっかくのキスも見方を変えると汚い話、雑菌の交換になってしまいます。
これは臭い玉に限らず、相手の口腔内が清潔に保たれていないと、虫歯や、風邪だってうつりやすくなるのは当たり前です。
ただ臭い玉は感染するものではありません。
それでも口腔内のバランスが崩れるとできやすくなるのは確かです。
雑菌が繁殖して扁桃腺が過剰に反応すればできやすくなる構図です。
カップルの場合は相手に口腔内を清潔に保て!とはなかなか言いにくいと思うので、少なくとも自分だけは携帯用のマウスウォッシュを持ち歩くなどして、「自分は大丈夫」な状態を心がけてください。
タバコが原因で臭い玉はできるのか
タバコを吸う人にとっては耳の痛い話だと思いますが、タバコの吸い過ぎによって喉が荒れて臭い玉ができやすくなる場合があります。
私が耳鼻咽喉科で受診した時も、臭い玉まわりの喉がタバコの吸い過ぎであれていたため、イソジンの味がする薬をその場で塗られました。
やはり喉を傷めてしまうほどタバコを吸い過ぎてしまうと体にも悪いので、本数を控える、またはニコレットなどの禁煙補助の商品を試したり禁煙外来を検討してみてください。
臭い玉は年齢が原因になる場合もあるのか
臭い玉ができるのは、「ドライマウス」だとできやすいのが有名です。
私も加齢によるドライマウスで病院で「ガムなどをかむようにしてください」とアドバイスされました。
加齢によるものなので、自分で気づいて行動しないと予防が難しいのですが、実際には私の場合は外出の際にガムやアメなどを必ず持ち歩くようにしています。
また、余裕があるときは外出先の洗面台でうがいをして、どうにか臭い玉から縁を切れるように努力しています。
臭い玉は疲れやストレスでできるものなのか。
これは間接的な要因が重なっているパターンですね。
疲れた時やストレスにさらされている時には免疫力が低下して風邪をひきやすかったり、他の病気になりやすいです。
また、病気によって口腔内の環境が崩れたりするとドライマウスや歯周病にもつながります。
こうなると臭い玉ができやすくなるので、疲れやストレスを感じたら「自分で努めて休むこと」をするように心がけてください。
倒れるなど、深刻な状態になってからではまわりにも迷惑をかけてしまいます。
臭い玉のできる原因:まとめ
今回調査した結果、臭い玉が通常できるプロセス以外の「要因」というものも、以下の状態に近づいてしまうものだとわかりました。
・ドライマウス
・歯周病
・扁桃腺の炎症(喉の荒れなど)
風邪やタバコの吸い過ぎで上記の状態になることもありますし、喉をカラオケなどで酷使しすぎた場合も同様に上記3つのポイントのいずれかの状態に近づく場合があります。
すべての項目に注意して過ごすのも大変なので、自分が今からできる対策から初めてみてください。
何事もほどほどにするのが、臭い玉ができにくくなるための第一歩です。